イビツナリ(歪形)10 ~真朱の夜~
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Narrated by:
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山口 綾子
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Written by:
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山口 綾子
About this listen
女流怪談師 山口綾子。
可憐で、時に妖艶なその見た目からは想像だにしえないほど、情感豊かに語られる深く黒い闇の話の数々。
あなたの身の回りにもある、人知れず存在している数々のイビツに切り取られた風景に浸っていただきたい。
内容紹介
『招かれざる客』(11分)
語り手山口の体験談。私は当時、あるコンセプトバーで怪談ライブに出演していた。
その夜、いつものようにステージで怪談話を語っていると、突如として見慣れない光景が目の前に現れた。ステージを照らすスポットライトのみの暗い空間の中、その光景を見続けることになったのだが…。
怪談話が引き寄せた、今でも忘れられない恐怖体験とは。
『橋』(23分)
その地域の山林にある川には、絶景スポットとして名高いある橋が架かっている。飛び降りが多発するその橋は、心霊スポットともいわれているらしい。
心霊話が好きなその男性は、友人とともに車でその場所を訪れたことがあるという。車から降り、二人で橋の上を散策していると、遠くの方から別の車が近づいて来る音が聞こえたのだが…。
二人を襲った、命がけの恐怖体験とは。
『ウミガメが見たくて』(14分)
数年前、友人とともにハワイ旅行に行った私は、ウミガメを見るためにある美しいビーチを訪れた。そのビーチには、他にも日本人の女性がいて、現地の男性に泳ぎ方を教えてもらっているようだった。しかし、彼女の顔に笑顔はない。
不思議に思いながら海に入るも、目当てのウミガメには出会えずにいた。すると、例の男性が、今度は私のもとにやって来たのだが…。
海外ならではの恐怖がもたらした、ある不思議な現象とは。
『死神』(11分)
当時、病院で介護士として働いていたというSさんは、死神を見たことがあるという。
真冬の寒い夜、患者のお婆さんをお手洗いへと連れて行く途中、ある病室から断末魔にも似た叫び声が聞こえてきた。急いで駆けつけたSさんだったが、どういうわけか異常はない。
その後、同じようなことが立て続けに起き、病院内では怪奇現象が巻き起こった。悲しい結末に辿り着いたそれらの現象こそ、Sさんが見た死神の正体だったのか…。
『ビデオ』(13分)
『もっと』(16分)
『期待はずれ』(11分)
©2021 Ayako Yamaguchi