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[9巻] 稲森夜話 聴かなければよかった話 九

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[9巻] 稲森夜話 聴かなければよかった話 九

Written by: 稲森 誠
Narrated by: 稲森 誠
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幼少のころから不思議な体験を数多くした稲森の実話をもとに構成され、その全てが実体験。本人が体験したからこそ語ることのできる、細部にわたる生の臨場感には定評がある。 ただ恐ろしい・怖いだけではなく、怪談の風情を楽しめる語りが特徴。
本職が俳優である稲森の叙事あふれる話し方は、怪談の枠を越えて、男女を問わず支持されている。

内容紹介
【ふたつの怪談がひとつにつながった…】(18分)
子供の頃…。私の自宅の便所は屋外外にあり、夜に用を足しに出向くのが怖くて怖くてしかたがなかった。水洗ではないその便器の真下には真っ黒な闇が広がっていて、夢か幻か、そこから毛むくじゃらの男が出てきて…。
やがて大人になってから事務所のトイレに入った時…。
【返して…】(23分)
何気なく仕事帰りに目に留まった、交差点に置かれた枯れた花。
誰かがここで亡くなったのか…。なんだか少しかわいそうになって、枯れた花を取り換えたことがあった。良い事をしたつもりだったのだが…。
【遊泳禁止区域】(20分)
地元にある川の上流に行くと、山間の中に急にぽっかりと大きな滝壺がある。
とくに雨が降って水かさが増すと、知る人ぞ知る遊泳スポットになる場所だった。
あのときも、大雨の後、2~3日してから友達三人と泳ぎにいったのだが…。
【一本足】(21分)
小学生の頃、都市伝説のように語られていた一本足の幽霊。
中学に進み、文化祭でお化け屋敷をすることになり、当時地元で有名だった一本足の幽霊を題材にする事になったのだが。それを調べていくうちに…。
【真っ赤な特攻服】(19分)
若気の至りで暴走族に入っていたことがある。
その日も集会があり、いつもの場所に集合して走り出した。
何度かサービスエリアで休憩して再び走り出したとき、たまたま私は一番後ろを走っていたのだが、なぜか妙な違和感があり、気付いた時には隊列が乱れて…
【いつものトンネル】(14分)
仕事でよく乗っていた電車。目的地までにいくつか通るトンネルで見る、決まった現象。あいつらは働いている…。©2020 Makoto inamori
Entertainment & Performing Arts Ghosts

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