昨年秋に、ライゾマティクス斎藤さんのキュレーションで奈良県南部の奥大和で行なわれた自然一体型の芸術際「Mind Trail」。
出典された多くの作品の中でも、群を抜いて素晴らしかったのが、撮影監督/映像作家、上野千蔵氏による「水面-minamo-」 というインスタレーションだった。
無色透明である水だからこそ視せる事ができる、色鮮やかな光の変化や、有機的な水面のうねりをとらえた約25分の映像作品。
創建が不明なほど古くから、奥大和の水の配分を司ってきた水分神社に展示された本作品は、奥大和中に流れた水を撮影し、本殿の正面に奉納するように展示された。
JKD チームで拝見し、あまりにも感動したので、昨年末に本人との音声インタビューを実施。奥大和という場所の持つ魅力、水面という作品について、話を聞きました。
(Interviewer : Bruce Ikeda)
日本のクリエイティブシーンのフロントラインを走る映像作家による表現が、土地の持つ力、様々な要素とシンクロした瞬間の躍動を記録したインタビューです。